アーカイブ ‘ 2013年 5月

鍵がなければ何も出来ない

先日マンションの買い替えをした。新居へ引っ越すまでに,住んでいたマンションの売却が出来なかったので,不動産屋に鍵を貸すことになった。自分の家の鍵を他人に貸すことなど無い経験であるので,多少の抵抗はあったが,売却の内覧の為なら仕方ない。早々に売却も決まり,鍵はすぐに返却された。後は購入者からの代金を受け取り,鍵を渡せば,かつての我が家とはサヨナラということになる。しかし購入者からの代金が支払われるまで時間がかかり,鍵は当然我が家にとどまり,購入者が決まったとはいえ,かつての我が家は,空き家のまま我々の家として暫くそのままになった。二軒の家の鍵をもつというのも,結構煩わしいもので,今やダブルロックは当たり前なので,4本の玄関の鍵やら,トランクルームの鍵やらで,結局6本の鍵をもつこととなった。まあ以前の家の鍵は,購入者に渡すまで,安全に保管しておけばよいと思っていたのであるが,リホームの見積もりをしたいとか,何やかやと鍵を貸して欲しいと言ってきたのである。間に入った不動産屋が立会い,責任をもつということでの事ではあるが,何だかふに落ちない事も事実である。代金の支払いを済ませ,鍵を受け取ってからすれば良いことなのにである。結局鍵がなければ,何もできない。鍵を貸すことには抵抗があるが,貸さなければ何もできない事が分かるので,結局は貸すことに。最近は鍵といっても,昔の様な鍵穴に入れて回す様なものばかりではなく,カード式や,手のひらや顔での認証式など,色々な物がある。以前の我が家の鍵が,手のひらや顔などの認証式の鍵だった場合,いったいどうしたのであろうか。いちいち家の物が立ち会わなければ,鍵をあけることも出来ずである。しかし考え方を変えれば,その方が,断りやすく,安全かもしれない。世の中はどんどん進歩して,より一層の安全性を求めて,これからも色々なかたち(方法)の鍵が表れてくるであろう。安全で利便性の高い,被害に会うことがない様な物が出来ることを願う。

return top