鍵はなくてはならないものだと再確認をするために
今回は鍵について説明したいと思います。鍵と聞いてなんと思われるのか人それぞれだと思います。車の鍵、自転車の鍵、ロッカーの鍵、家の鍵、鍵入れ、または、鍵とは開けるもの、防犯するもの、なくてはならいなものなどといった本当にいろいろな考えがあります。では現在ではなくてはならなくなった鍵がどのように誕生したのか歴史をみていきたいとおもいます。歴史は古く、紀元前2000年頃にはエジブト錠と呼ばれる木製の鍵が存在していたといわれています。鍵のない時代には紐を複雑な結び目で鍵替わりにしていたそうです。この頃から、鍵がどれだけ重要であったのかよくわかります。アメリカでは、植民地時代から権力の象徴とする見方があったそうです。日本で最も古いとされているのが、650年頃に作られたとさせる海老錠が大阪の野々上遺跡で1998年に発見されたのです。江戸時代の日本では現在のような空き巣などの被害はほとんどなく、庶民にとっては必要のないものとされ、金持ちが蔵にかけるものであったそうです。鍵に関する道具としては、筒を組み合わせた形状の錠前で、差し込むことにより開閉するシリンダー錠があります。また、両側に二つの鍵がついており、解錠後鍵はドアの反対側に抜けてしまうベルリン錠もあります。鍵で内部のシリンダーを動かすことで弦が持ち上がり、一方の足と本体の間に空間が生まれる。この空間にチェーンなどを組み入れロックさせる南京鍵もあります。自転車やバイクなどで使用されるU字部分と棒状部分からなり、U字部分に車輪などを通した上で両者を一体化させるロックのU字ロックもあります。鍵は象徴性として、バチカン市国の国章に使われているそうです。このように今回深く知ることにより、鍵の見方が変わってくると思います。また、何気なくつかっていた方にとっても、このように何年も前に作ってきてくれた人がいるから使うことができるのだと再確認できた人もいるのではないかと思います。
最近のコメント